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2021年10月23日 19時00分 公開
[大泉勝彦,ねとらぼ]

 日本航空(JAL)は、2025年度にeVTOL(電動垂直離着陸機)を使ったエアタクシー事業の開始を目指して、2021年11月より実証実験を始めると発表しました。

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JALが導入予定のドイツ・ボロコプター(Volocopter)製eVTOL「VoloCity」

 JALが行う実験は、大阪府のプロジェクト「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」として採用され、2025年に開催される大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」とも呼ばれるeVTOLを使った会場周辺の遊覧飛行、輸送・交通などのサービスを提供することを目指しています。

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eVTOLが飛行する予定の大阪上空(イメージ)

 今回の実験ではヘリコプターを使って、ボロコプター(Volocopter)と共同で実施。夢洲上空を実際にヘリコプターで飛行し、飛行環境や地上設備に関する制約の調査などを行います。2022年2月には、バーチャルフライト体験などを通じた社会受容性の検証に取り組むとしています。

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JALが2025年度に事業化を目指す「JAL AIRTAXIプロジェクト」(画像はJALのWebサイトより)