https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102400323
2021年10月24日18時47分




 【北京時事】経営危機に陥っている中国不動産開発大手・中国恒大集団は24日、広東省内の6都市で進めている10件以上の住宅プロジェクトについて、中断していた工事を再開したと明らかにした。住宅の完成と購入者への引き渡しを求める政府の要求を「全力で実行する」と強調している。
 同社は販売中のプロジェクトを6月末時点で1236件抱えるが、資金繰り難から多くの工事が停止状態と伝えられている。工事再開の公表は購入者の不安や不満を和らげる狙いがあるとみられる。
 恒大は対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで、工事再開の様子を写真付きで紹介。同省深セン市などの一部プロジェクトは既に内装工事に入っており、間もなく引き渡すとしている。