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2021/10/25(月) 08:04:06.84ID:QuknNFP392021年10月25日 6時0分スポーツ報知
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４度目の対決で雪辱を誓う自民・吉川赳氏
静岡５区では異例の「保守分裂選挙」が繰り広げられている。民主党→民進党→希望の党と渡り歩き、現在は自民党入りを目指す無所属の細野豪志氏（５０）＝二階派＝は「勝てなかったら政界を引退する」と不退転の覚悟。その細野氏に３回連続で敗れている自民党の吉川赳氏（３９）＝岸田派＝は、「自民党所属として負けることはできない」と、“本流”をアピールして支持を訴えている。（増村 花梨）
吉川氏は過去３度、細野氏に大敗。前回は重複立候補した比例で復活できず、不祥事による議員辞職で繰り上げ当選し、永田町に戻ってきた。
「公認候補をいただいたことで、この戦いの構図は固まった」（吉川氏）。１９日の公示日には静岡入りした岸田首相に同行。細野氏との差別化を図り、“自民本流”を訴え続けている。
序盤の情勢調査では細野氏優位と報じられた。「細野さんが本拠とした富士市は吉川の地元。今までの選挙は富士でも負けている。厳しい戦いです」（吉川陣営）。１７年の前回衆院選でも、富士市の得票率では細野氏５４・７６％に対し吉川氏３７・８３％。吉川氏は「岸田総理が目指す政治の実現、そして自民党所属の議員として負けることはできない」と公認であることを強調し、必死の訴えを繰り返している。
小選挙区での勝敗は、次期衆院選に直結する。自民党の甘利明幹事長（７２）は「細野氏が勝ち上がった時には、県連と話し合う必要がある」と細野氏の入党に含みを持たせた。自民党入りが認められれば、吉川氏が比例復活しても、静岡５区の公認争いは細野氏がリードする形となる。吉川氏にとっては少しでも差を縮めたいところだ。
同区にはいずれも新人で立憲民主党の小野範和氏（４８）と政治団体「愛地球党」の千田光氏（４３）も立候補している。
◆静岡５区（富士市、三島市、御殿場市など）
細野 豪志５０ 無前〈７〉
小野 範和４８ 立民新
吉川 赳３９ 自民前〈２〉
千田 光４３ 諸新
※敬称略、届け出順。丸数字は当選回数。年齢は３１日の投開票日現在
