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毎日新聞 2021/10/25 12:34(最終更新 10/25 12:34) 375文字




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警視庁渋谷署=東京都渋谷区で、鈴木拓也撮影

 東京都渋谷区のビルで4月、泡消火設備を作動させて使用不能にしたとして、警視庁渋谷署は25日、大阪府吹田市山田西4の会社員、徳田翔平容疑者(37)を器物損壊と建造物侵入容疑で逮捕したと発表した。

 隣接するビルなどが直後に停電したため、このビルで実施予定だった東京都保育士試験が中止になり、約1300人が受験できなかった。消火設備の作動により噴射された消火剤約500リットルが流出し、地下の電気設備に流れ込んだことが停電の原因とみられるという。



 逮捕容疑は4月17日午前4時20分ごろ、渋谷区道玄坂2のビルに侵入し、1階に設置された泡消火設備を作動させ、消火剤を使い切り、使用不能にしたとしている。事件当時は酒に酔っていたとみられ、「六本木でハイボールやテキーラを飲んだ記憶はあるが、渋谷の街を歩いた記憶はない」と容疑を否認しているという。【鈴木拓也】