0001ひよこ ★ [ﾆﾀﾞ]
2021/10/25(月) 23:00:20.47ID:QuknNFP392021/10/25 20:57
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スーダンの首都ハルツームで２５日、軍部隊による首相連行などに抗議する市民ら（ＡＰ＝共同）
【カイロ＝佐藤貴生】アフリカ北東部スーダンで２５日、軍民共同の統治評議会を率いるブルハン議長がテレビ演説を行い、同評議会の解体と非常事態を宣言した。軍は同日、暫定政権のハムドク首相と閣僚数人も拘束し、全権掌握に乗り出した。暫定政権側は「軍事クーデター」だと非難し、国民に抵抗を呼び掛けた。
ロイター通信などが伝えた。スーダンでは２０１９年４月にバシル独裁政権が崩壊し、同年８月に軍と民主派が権力を分け合う統治評議会が発足。同評議会トップには陸軍出身のブルハン氏が、暫定政権には経済学者のハムドク氏がそれぞれ就任し、民政移管を目指していた。軍の動きを受け、国連がハムドク氏らの釈放を求めたほか、米仏などからも事態を懸念する声が相次いでいる。
ブルハン氏は２５日の演説で、スーダンは「真の脅威と危険」にさらされているとし、国の治安確保のために軍の関与が必要だと強調。暫定政権も解体すると述べた。
軍部隊はこの日、首都ハルツーム近郊のテレビ局を占拠。インターネットが遮断され、国際空港も閉鎖されたもよう。ハルツームでは多数の市民が街頭に繰り出し、タイヤを燃やすなどして軍の動きに抗議、軍部隊との衝突で少なくとも１２人が負傷した。
暫定政権側によると軍部隊は２５日、ハムドク氏を自宅軟禁下に置いて軍の行動を支持する声明を出すよう要求したが、同氏が拒否したため連行した。同氏の顧問や工業相ら閣僚のほか、政党幹部らも身柄を拘束されたもよう。
バシル政権崩壊後の軍民共同の統治では双方の対立が続き、今年９月には軍の一部によるクーデター未遂が起きるなど、政情不安が高まっていた。
