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[ 2021年10月26日 05:30 ]

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秋篠宮家の長女眞子さま
Photo By スポニチ

 秋篠宮家の長女眞子さま(30)はきょう26日、小室圭さん(30)と結婚し、皇室を離れられる。午後には記者会見を開くが、25日夜に急きょ口頭での質疑応答は行わないと宮内庁が発表。「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断されており、質疑応答は不可能と判断したという。眞子さまはこの日、上皇ご夫妻にお別れのあいさつをするため東京・高輪の仙洞仮御所を訪問した。渡米までは東京都渋谷区のマンションで生活する。

 眞子さまは午前10時20分ごろ車で仮御所に到着し、1時間20分ほど滞在された。コロナ禍もあり、ご夫妻と会うのは1年7カ月ぶりとなった。宮内庁関係者によるとご夫妻は、眞子さまの幸せを願う言葉を掛けた。別の宮内庁関係者は「儀式のない結婚に心を痛めているのは間違いない」と話した。

 初孫の眞子さまへの深い思いは、上皇后美智子さま(87)が和歌や文書で折に触れて明かしてきた。

 「春の光 溢るる野辺の 柔かき 草生の上に みどり児を置く」
 眞子さまが生まれた翌1992年に詠んだ歌では、春の情景に成長への願いを重ねた。

 眞子さまが小学3年のとき、美智子さまに「養蚕」について尋ねた。美智子さまは皇室伝統の養蚕作業をつづった手紙を送り、眞子さまが手伝ってくれることに「ばあばは眞子ちゃんはたいそうはたらき者だと思いました」とした。

 側近によると、上皇ご夫妻は結婚を巡って、眞子さま自身が考えを深めることが大事だとし、静観してきた。今月20日の美智子さまの誕生日に「眞子さまが皇室を離れることを寂しく思っていると拝察される」と側近が明かしただけで、お祝いや幸せを願う言葉は発表されなかった。宮内庁関係者は「孫娘の花嫁衣装も見られないのはつらいこと。秋篠宮さまや陛下が儀式をしないと決めたのだから、お祝いの言葉も控えたのだろう」とおもんぱかった。

 眞子さまは結婚後、小室さんと米ニューヨークで暮らす予定。上皇ご夫妻も今後の生活を気にかける中、本紙の取材では渡米まで渋谷区内のマンションに滞在することになっている。2人の米国での新居は、小室さんが就職する大手法律事務所「ローウェンスタイン・サンドラー」にもほど近いマンハッタンの高級アパートに決まったとの話もある。小室さんは内定を得た今春以降、物件を探しており「候補をボストン郊外まで広げて探しており、帰国前にいくつかの物件にあたりをつけていた」(米フォーダム大の知人)という。残るは小室さんのニューヨーク州弁護士資格の司法試験の合否。来月上旬にも出る結果に、新生活がかかっている。