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2021年10月26日09時15分

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アル・ゴア元米副大統領=2020年1月、スイス・ダボス(AFP時事)




 【ワシントン時事】ゴア元米副大統領は25日、オンライン会合に出席し、足元でエネルギー価格が高騰しているものの、化石燃料の復権という「Uターン」ではないと強調、市場は社会の脱炭素化が進んでいく「現実に合わせる必要がある」と訴えた。


 25日の米原油先物市場で、米国産標準油種WTIは7年ぶりに一時1バレル=85ドル台に乗せた。新型コロナウイルス危機からの経済再開を受け、原油需要が回復していることが背景にある。
 ゴア氏は価格が高騰しても「長期的、もしくは中期的な現実は変わらない」と指摘。世界各国が石炭火力発電の廃止や二酸化炭素(CO2)排出「実質ゼロ」の実現を掲げていることを理由に挙げた。