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毎日新聞 2021/10/26 12:00(最終更新 10/26 12:00) 1033文字




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国会議事堂=川田雅浩撮影

 毎日新聞が小学生向けに発行する毎日小学生新聞は、31日に投開票が行われる第49回衆議院選挙で、9党に対して小学生に向けたアンケートを行った。問いは「あなたの政党を花にたとえるとしたら?」「小学生(子ども)に今一番訴えたいテーマは?」の二つで、それぞれ理由も含めた回答を依頼した。

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あなたの政党を花にたとえるとしたら?@

 花は「バラ」を挙げた党が最も多く3党(立憲民主党、れいわ新選組、社民党)、「ひまわり」が2党(日本維新の会、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」)だった。理由は党のイメージカラーや花言葉、花の持つイメージにかけたものが目立った=表@A。




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あなたの政党を花にたとえるとしたら?A

 一方、訴えたいテーマは、自民党が「新型コロナウイルス感染症が収まった後の日本と世界の姿について」で、理由として「目先の問題だけでなく、その先にどのように平和で豊かな社会を築くかを一緒に考えたい」とコロナ後の未来志向を訴えた。立憲は「子ども・子育て予算の倍増」で、「小学生の皆さんが大きくなるまでに必要なことに国のお金をより多く使います」と児童手当の支給延長や学校給食の無料化などを挙げた。公明党は「子育て応援」が訴えたいテーマで、「若い方々が希望を持てる日本、出産・子育て・教育にお金のかからない日本、子どもを安心して生み育てられる日本をつくる」と主張した。共産党は「ジェンダー平等」をテーマに挙げ、「『男らしくない』『女らしくしなさい』そんなの大人の勝手です」と子どもたちにメッセージを送る。維新は「教育の無償化・教育にかかるお金をゼロにする」で、「大学までの教育はすべて無料」と学び続ける人を応援すると記した。国民民主党は「新型コロナウイルス対策」で、「子どものために子どもコロナ三策をつくりました。みなさんが安心して学校に行けるために考えました」という。れいわは「消費税をなくす」で「消費税なくしてあなたのおやつを守ります」と身近な例を挙げた。社民は「だれもがそのままで生きれる社会をつくる」で「失敗しても大丈夫。やり直しができる社会にします」と平等な環境の実現をうたう。N党は「NHK問題を徹底追及」で「『NHKのスクランブル放送』をただちに実現すべきです」と強く訴えた(回答は全て原文のまま。一部抜粋)。

 各党へのアンケートは、選挙を小学生に身近に感じてもらうという趣旨で行った。前回の衆院選(2017年)では、各党に「すしネタ」と「動物」に、また19年の参院選では「野菜か果物」に、それぞれたとえてもらうなどした。【長岡平助】