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2021年10月26日23時51分

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クリミア半島で見つかった金のペンダント=2016年12月公開、アラード・ピアソン博物館提供(AFP時事)

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クリミア半島で発掘された古代のイヤリング=2016年12月公開、アラード・ピアソン博物館提供(AFP時事)




 【ブリュッセル時事】オランダ・アムステルダムの控訴裁判所は26日、ロシアによる2014年の併合前にウクライナ南部クリミア半島からオランダの博物館に貸し出されていた金製品など古代の財宝について、ウクライナ側に引き渡すよう命じる判決を下した。一審の引き渡し命令を維持した。


 争点となったのは騎馬民族スキタイの黄金の首飾りや指輪などの財宝。併合を受けてアムステルダムのアラード・ピアソン博物館が返却を留保している。貸し出していたクリミアの四つの博物館が返却を求めて提訴していた。