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[ 2021年11月1日 05:30 ]


第49回衆院選
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落選を受け、吹っ切れた表情で最後のあいさつを行う森下千里(中央)
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 宮城5区で出馬した自民で元グラビアアイドルの森下千里(40)だったが、比例代表での復活当選には届かなかった。

 小選挙区では投票終了後、わずか2分で立民の安住淳国対委員長(59)に敗北。比例での復活当選を目指していたが、全選挙区で最後まで激戦となった宮城2区の結果を受けて、落選が確定した。夜も更けた深夜3時半過ぎに知らせを聞いた森下氏は、3時40分頃に事務所で取材対応。“安住王国”と呼ばれた宮城5区で6万票超えの支持を集めたことに対し「6万票も投票していただけたことは誇りに思っております。引き続き、応援をよろしくお願いいたしますす」と吹っ切れたような表情で語った。

 初の選挙戦で、爪痕を残した。安住氏は同選挙区に在職して25年。過去3度のはダブルスコアで対候補者をはねのけてきたが、今回は安住氏8万449票、森下氏6万880票と2万票差で善戦した。愛知県出身で今年4月に石巻市内に移住。縁もゆかりもない土地での選挙活動だったが、約2000回の辻立ちなど、有権者との触れあいを重視した地道な草の根活動を行ってきた。

 11月1日は、石巻市内にともに移住した自身の母の誕生日。金星のプレゼントとはならなかったが「とにかく頑張ったことは、母も褒めてくれているのでよかったかな」とほほ笑んだ。小選挙区での敗北後は目を潤ませていたが、落選が確定した後は支援者と笑顔で「ありがとうございました」と感謝を延べながらグータッチ。「結果は大変残念ですが、たくさんの人が応援してくれたことに感謝です」と深く一礼し、今回の選挙戦を締めた。