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2021年11月01日11時04分

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【図解】自民党「魔の3回生」の当落




 今回の衆院選では、自民党が政権復帰した2012年衆院選の初当選組で、不祥事や失言が相次ぎ「魔の3回生」と呼ばれる前職の当落にも注目が集まった。過去3回のように同党への「追い風」はなかったが、73人中70人が4選を果たした。


 ただ、小選挙区で立候補した69人のうち、20人は落選して比例代表で復活当選。この中には、内閣府政務官時の被災地視察で職員におんぶされて水たまりを渡った務台俊介氏や、秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔氏らが含まれる。
 一方、がん患者について「働かなければいい」と発言した大西英男氏は選挙区で当選。福田達夫総務会長や小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相ら、岸田政権で要職に起用された顔ぶれも順調に勝利を収めた。
 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で実刑判決を受けた秋元司氏や、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に高級クラブを訪れて離党した白須賀貴樹氏ら6人は出馬しなかった。
 73人とは別に、宣言中のクラブ訪問で離党した田野瀬太道氏は、無所属で当選後に同党から追加公認された。