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毎日新聞 2021/11/1 16:50(最終更新 11/1 16:51) 436文字




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韓国大統領選への出馬を表明した「国民の党」の安哲秀代表=ソウルの韓国国会で2021年11月1日、坂口裕彦撮影

 韓国の中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表が1日、来年3月9日投開票の大統領選への出馬を表明した。

安氏は2017年の前回選にも出馬したが、3位だった。今回の選挙では最大野党の「国民の力」が今月5日に党候補を決める予定だが、安氏の出馬表明により、野党候補の「一本化」も焦点となりそうだ。



 安氏は記者会見で「先端科学・技術の力で、国を成長させて、未来の食糧問題を解決する大統領になる。帝王的ではなく、戦略的な大統領として国家を運営する」と強調。「社会の隅々に公正が溶け込む正しい国を造る」とも述べて、既存政治からの脱却を訴えた。

 安氏は12年の大統領選も出馬したが、途中で辞退していた。今回の選挙では、文在寅(ムン・ジェイン)政権を支える与党「共に民主党」がすでに李在明(イ・ジェミョン)京畿道前知事を候補に選出。「国民の力」の候補選びでは、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長と洪準杓(ホン・ジュンピョ)国会議員を軸とした争いとなっている。【ソウル坂口裕彦】