0001ひよこ ★ [CA]
2021/11/01(月) 22:44:23.13ID:2cCOCjv292021年11月01日21時46分
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１０月３１日、ローマで開かれた２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）（ＥＰＡ時事）
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１日、国連気候変動枠組み条約第２６回締約国会議（ＣＯＰ２６）の開催地・英グラスゴーに到着したバイデン米大統領（ＡＦＰ時事）
【ローマ時事】ローマで１０月３０、３１両日開かれた２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）は、最大の焦点だった気候変動問題で先進国と中国、ロシアの溝を埋められないまま閉幕した。今後の議論は、バイデン米大統領らが１日に到着した英グラスゴーでの国連気候変動枠組み条約第２６回締約国会議（ＣＯＰ２６）で行われるが、合意形成に暗雲が立ち込めている。
Ｇ２０各国による二酸化炭素（ＣＯ２）などの温室効果ガス排出量は、世界の８割を占めるとされる。それだけに、Ｇ２０は温暖化を防ぐ上で「特別な責任を負う」（グテレス国連事務総長）存在だ。
しかし、サミットでは排出量を実質ゼロにする目標年次をめぐって「２０５０年」を掲げる先進国側と、「６０年」で譲らない中国やロシアとの隔たりを解消できず、採択された首脳宣言は「今世紀半ばまでか、半ばごろ」という曖昧な書きぶりとなった。
バイデン氏はＧ２０閉幕後の記者会見で、中ロが気候変動対策で十分な約束をしなかったとして「失望」を表明した。
中国やロシアは直後のＣＯＰ２６を見据え、Ｇ２０での歩み寄りを控えた可能性もある。ただ、ＣＯＰ２６にはＧ２０の枠組みを超え、産業発展と排出量削減のバランスをめぐりさまざまな思惑を抱える世界各国が参加するだけに、合意形成のハードルは決して低くなさそうだ。
一方、サミットで日本の存在感は薄かった。首脳レベルでは岸田文雄首相のみならず、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領も現地入りを見合わせ、オンラインでの出席だった。しかし、中ロはそれぞれ外相が２国間会談などで活発な動きを見せたのに対し、日本からは衆院選のため外相も来ず、対面での参加は事務方にとどまった。
