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毎日新聞 2021/11/1 21:05(最終更新 11/1 22:40) 有料記事 1132文字




 日本維新の会は10月31日投開票の衆院選で、公示前勢力(11議席)を大きく上回る41議席を獲得し、第3党に躍進した。比例代表では北海道を除く10ブロックで議席を確保し、目標とする「全国政党化」への足場を築いた。2017年の前回衆院選では旧希望の党と連携し、「非自民の保守票」の獲得を目指して伸び悩んだ維新は、独自の立場をアピールし、底上げにつなげた。

 維新の松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、大阪市内での記者会見で「日本に構造改革が必要と言い続けてきたことが議席増につながった」と分析した。共同代表の片山虎之助参院議員は「自公勢力もだめ、立憲民主党や共産党を勝たせてもだめ、維新が日本のために必要だった」と強調した。

 17年衆院選で、維新は計11議席(小選挙区3、比例代表8)にとどまった。比例代表は全国11ブロックのうち東京など7ブロックで議席ゼロに終わった。今回は、大阪府で候補者を立てた15選挙区で全勝するなど、小選挙区で16議席を獲得。比例代表は全国11ブロックのうち10ブロックで25議席と大きく議席を伸ばした。

 17年との違いは、…

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