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2021年11月2日 6時0分スポーツ報知

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3議席獲得のポーズで喜びを表したれいわ新選組・山本太郎代表



 れいわ新選組は衆院選の比例東京ブロックで1議席を獲得し、山本太郎代表(46)が当選を決めた。れいわは南関東ブロックと近畿ブロックでも1議席ずつ獲得。山本氏は1日、計3議席を獲得したことを受け、国会内で記者会見を行った。

 選挙期間中、山本氏は「1議席でも取れれば勝利」と話していたが、会見では「おめでたくとも何ともございません。これはやっとスタートラインに立てたということを意味することであって、万歳もクソもない」と気を引き締めた。

 今回の選挙で政権交代を目指した“野党共闘”だったが、「やり方としては間違っていなかった。ひっくり返すツールではあったんだけれども、それをうまく使いきれなかった」と反省。それでも、れいわについては「前回よりも議席を伸ばせた。躍進と呼んでいいと思う」とわずかに喜びを表した。

 自身は2年ぶりの国政復帰となるが、「自分自身がちゃんとバッジをつけて国会の中で直接政府に突きつけられないことは、すごく苦しみました」とこの2年間の思いを吐露。「こっからが大変なことはよく分かってるし、戦地に赴くような気持ちです」と意気込んだ。

 南関東ブロックでは千葉11区で敗れた多ケ谷亮氏(52)、近畿ブロックで大阪5区で敗れた大石晃子氏(44)が議席を獲得。公職選挙法では「得票率2%」か「国会議員5人」のいずれかを満たせば政党となるが、NHKの「日曜討論」に出演するには両方を満たす必要があった。参院の2人を合わせ計5人となったれいわは2つともクリア。山本氏は「一緒にやっていけるのは非常に心強い。小粒でもぴりりと利くような動きをしたい」と宣言した。