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毎日新聞 2021/11/2 10:00(最終更新 11/2 10:00) 464文字




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一票を託す有権者(イメージ)=竹内紀臣撮影

 今回の衆院選で立憲民主党などの野党は、2012年以降4回連続で自民党の群馬県内5小選挙区独占を許しただけでなく、比例北関東ブロックでの復活を果たすことさえできなかった。衆院選で県内の野党候補が全敗するのは03年以来18年ぶり。

 比例と重複立候補した野党候補は、群馬1区の日本維新の会元職、宮崎岳志氏(51)▽2区の立憲前職、堀越啓仁氏(41)▽3区の立憲前職、長谷川嘉一氏(68)▽4区の立憲新人、角倉邦良氏(61)――の4人で、いずれも落選した。自民候補と激しく競り合った長谷川氏は1日午前0時半過ぎ、落選が濃厚になると、「不徳の致すところ。私は『草の根選挙』に徹したが、その上での負けだ」と敗戦の弁を述べた。



 一方、比例北関東ブロックの県関係では、ともに単独候補で、自民1位の前職、尾身朝子氏(60)と公明3位の新人、福重隆浩氏(59)の2人が当選した。尾身氏は「これからも皆さんに身近な政治家として活動できるようお支えください」と語り、福重氏は「国民の小さな声を全力で国に届けていきたい」と述べた。【菊池陽南子、高橋努】