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2021/11/02(火) 12:39:12.48ID:DRITcjVg9毎日新聞 2021/11/2 10:06（最終更新 11/2 10:06） 770文字
31日投開票された衆院選では、比例代表東北ブロック（定数13）に重複立候補した立憲前職の小沢一郎氏が復活当選を果たしたが、自民前職の高橋比奈子氏は比例でも涙をのんだ。
3区で自民前職の藤原崇氏（38）に敗れた小沢氏の陣営幹部らは、岩手県奥州市のホテルで復活当選の知らせを待った。1日午前1時20分ごろ、テレビが当選確実を速報すると、幹部らの厳しい表情が少し和らいだ。ただ、待機していたのは一部の幹部だけで、多くの支持者は小選挙区での落選が判明すると会場を去った。
比例復活を受け、立憲県連選対本部長を務めた木戸口英司参院議員は「比例での当選も有権者の判断なので厳粛に受け止める」と述べ、支持者や野党共闘で協力した共産党や社民党に感謝した。小沢氏については「これからも野党共闘を進め、政権交代に向けての大きな役割がある。その使命が与えられたとも思っている」と語った。
小沢氏は会場には姿を見せず、1日に「政権交代可能な政党が互いに緊張感を持って競い合う政治体制の実現のため、引き続き全力で活動して参りたい」とのコメントを出した。
1区で立憲前職の階猛氏に挑んだ高橋氏は過去3回、階氏に敗れて比例で復活当選してきた。盛岡市内のホテルに集まった支持者らは、小選挙区での落選判明後も会場に残り、期待を込めて東北ブロックの開票結果を待ち続けた。
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落選が判明し支持者や陣営関係者におわびする自民前職の高橋比奈子氏＝盛岡市内で2021年11月1日午前2時12分、日向米華撮影
1日午前2時過ぎ、復活ならずの報が伝わると、高橋氏は支持者を前に「私の力不足で皆さまに残念な思いをさせてしまった。本当に申し訳ありませんでした」と深く頭を下げた。
今回が5回目の衆院選となったが、得票数は6万2666票と過去最多。高橋氏は「とてもありがたく重い数字だ。困った人たちの役に立ちたいと政治家を志し27年、その間支えていただいた皆さんに心から感謝を申し上げたい」と述べた。【山田豊、日向米華】
