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2021/11/02 16:25


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左から張忠謀氏、蔡英文総統、張氏夫人の張淑芬氏

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は2日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏を代表として派遣すると発表した。蔡政権下で4年連続の起用となる。

台北市内の総統府で記者会見を開き発表した。張氏は7月にも非公式の首脳会議に出席。ニュージーランドが議長国を務め、12日にオンラインで開催される。蔡総統は、張氏には台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加入に向け、より多くのAPECメンバーから支持を得られるよう働き掛けてほしいと語った。

今回の会議では、新型コロナウイルス後のチャンスと挑戦に焦点が当てられる。張氏は台湾の自由貿易に対する支持と堅持を会議で伝えるという。ワクチンの公平で迅速な分配についてもAPECの各国・地域に呼び掛ける。

張氏は、TPPの要求水準が高いことに言及した上で、台湾のレベルはそれに非常に近いと指摘。蔡総統の考えを会議の場で参加国・地域に伝えていくと意気込んだ。

(温貴香、〓于榛/編集:楊千慧)