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毎日新聞 2021/11/2 20:45(最終更新 11/2 20:45) 615文字




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立憲民主党執行役員会で辞意を表明し、一礼する枝野幸男代表(奥)=衆院第2議員会館で2021年11月2日午後1時6分、竹内幹撮影

 立憲民主党の枝野幸男代表が2日、衆院選大敗の責任を取り辞任を表明したことを受け、候補者一本化など選挙で共闘した他の野党からは「野党共闘」の今後に関するコメントが相次いだ。

 共産党の志位和夫委員長はツイッターに「たいへんに残念。敬意と信頼の気持ちをもっておりました」と投稿。立憲に「引き続き協力と連携の関係の発展を願っています」と呼びかけた。れいわ新選組の山本太郎代表は「新代表と次期参院選に向けて、消費税ゼロなどで共闘できるよう、話し合っていきたい」とのコメントを発表した。



 衆院選で立憲との候補者一本化に応じる一方、立憲、共産両党などの共通政策合意からは距離を置いた国民民主党の玉木雄一郎代表は、ツイッターで「(立憲の)新代表が誰になるのか、どんな路線を取るのかは不明だが、国民民主としては『改革中道』『対決より解決』路線を貫いていく」と強調した。

 また、「第三極」を掲げ議席を伸ばした日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は大阪市役所で記者団に、枝野氏辞任について「党内でいろいろと突き上げがあったという話だが、責任を取って辞めるのは気の毒」と指摘。「代表選挙に出て党内の信を問えばよかったのでは」とも語った。野党共闘に関しては「談合選挙互助会は有権者をばかにしている。くみしなくてよかった」と述べた。



 一方、松野博一官房長官は会見で、「個別の政党の人事について、政府としてコメントする立場にない」と言及を避けた。【野田樹】