https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110400334
2021年11月04日09時01分




 劣悪な環境で多数の犬を飼育したとして、長野県警は4日、動物愛護法違反容疑で同県松本市のペット業者の元代表(60)と従業員(48)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。


 元従業員らが県警などに通報して発覚。県警はこの業者が管理する飼育施設を9月に家宅捜索し、捜査を進めていた。施設2カ所に約1000頭の犬がいたといい、不衛生な環境で飼育した疑いなどがある。
 元代表は逮捕前の取材に、「人手が足りず、手が回っていなかった」と話していた。獣医師免許を持たずに、帝王切開をしていたことも明らかにしている。施設のうち1カ所は撤去されており、元代表は廃業の意向を示していた。