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2021/11/04 16:18


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蔡総統(右)と欧州議会代表団のグリュックスマン団長
(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は4日、訪台中の欧州連合(EU)の欧州議会の代表団と台北市の総統府で会談した。蔡氏は、偽情報に対抗する民主主義の連盟結成に期待を寄せたほか、台湾の経験を欧州と分かち合う意欲があるとし、相互のパートナー関係を深め、民主的で自由な生活を確保したいと述べた。

EUの民主主義プロセスに対する外国の干渉に関する特別委員会(INGE)が組織した7人の議員などからなる代表団は、今月3日から5日までの予定で訪台している。欧州議会が公式訪問団を台湾に派遣するのは今回が初めて。

蔡氏は、近年、台米日などが専門家の議論の場として設置した「グローバル協力訓練枠組み」(GCTF)を通じて国同士の交流強化を続けていることに言及。国際的な法執行の協力を強め、共同でインターネット犯罪取り締まりに取り組み、偽情報による被害を防ぎたいと語った。

また代表団のラファエル・グリュックスマン団長は、「台湾は孤独ではない」と強調。「欧州は台湾と同じ第一線側に立ち、共同で自由と法治、人としての尊厳を守る」との立場を示した。

(温貴香/編集:齊藤啓介)