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2021/11/04 19:17


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国家安全局の陳明通局長

(台北中央社)米国防総省は3日、中国の軍事力に関する年次報告書を公表し、中国が2027年をめどに台湾を交渉のテーブルに着かせることを目標に掲げていると指摘した。これを受け、政府の情報機関・国家安全局の陳明通(ちんめいつう)局長は4日、中国による武力威嚇の下では、台湾が交渉に応じることはないとの考えを示した。

立法院(国会)外交および国防委員会で、国民党や無所属の立法委員(国会議員)からの質問に対する回答として述べた。陳氏は、相手を交渉のテーブルに着かせる手段として軍事力を利用するのは中国共産党の従来の戦略の一つだと説明。同局はこの状況を排除することはできないものの、相応の行動を取るとした。

陳氏は、両岸(台湾と中国)交流に携わった自身の経験から、中国をよく理解していると強調。武力での台湾統一を諦めないのは北京の目標であるとしながらも、侮辱に耐えながら生きていくのはこの台湾に暮らす人々のするべきことではないと語り、屈辱を受けての平和な生活は望めないことを心に刻んでおく必要があるとの認識を示した。

(游凱翔/編集:荘麗玲)