https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110500202
2021年11月05日06時22分




 【グラスゴー時事】環境保護団体グリーンピースが4日、英グラスゴーで開催されている国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に合わせて公表した主要自動車メーカーの脱炭素化の取り組みのランキングで、日本のトヨタ自動車が最低評価となった。電気自動車(EV)への移行の遅れが響いた。
 ランキングの対象は世界の販売台数上位10社。トヨタは欧米自動車大手ステランティスと並んで最下位だった。日産自動車とホンダは、いずれも4位タイ。最高評価は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)だった。
 グリーンピースは報告書で、トヨタの2020年の世界販売に占めるEVや燃料電池車(FCV)の割合はわずか0.12%だったと紹介。その上で「エンジン車の段階的廃止の目標を持たないだけでなく、EVへの全面移行に対する業界最大の障壁となっている」と批判した。