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2021/11/5 18:58
産経WEST


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兵庫県淡路島沖で発生した事故で損傷した水上バイク＝令和３年９月15日午後（第５管区海上保安本部提供）

兵庫県淡路市岩屋沖の海上で９月、水上バイクが波消しブロックに衝突し、乗っていた男女３人が死亡した事故で、神戸海上保安部は５日、重過失致死と過失往来危険の疑いで、水上バイクを運転していた神戸市長田区の無職の男（２８）を容疑者死亡のまま書類送検した。

書類送検容疑は９月１５日午後３時４５分ごろ、淡路市岩屋沖の海上で、免許を持たずに時速約１００キロのスピードで水上バイクを航行し、波消しブロックに衝突。同乗していた男性（３５）＝神戸市兵庫区＝と女性（２９）＝同市長田区＝の２人を死亡させたとしている。３人の死因はいずれもブロックに頭などを強く打ち付けたことによる脳挫傷で、男の血中からは０・７８ミリグラムのアルコールが検出された。

同海上保安部によると、現場付近の防犯カメラの映像などから男による運転を特定。目撃者からは「水上バイクが波消しブロックに向けて猛スピードで走行していた」との情報が寄せられていた。