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毎日新聞 2021/11/5 20:56（最終更新 11/5 20:56） 366文字




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＝ゲッティ

　中国政府で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室（国台弁）は5日、台湾の蘇貞昌行政院長（首相）、游錫〓立法院長（国会議長）、呉〓燮外交部長（外相）らを対象に、中国への訪問を禁じる措置を取ると発表した。台湾が欧州連合（EU）欧州議会議員団を受け入れたことなどに対する制裁とみられる。

　国台弁の報道官は5日、記者からの質問に回答する形で談話を公表し、蘇氏ら3人を名指しで「台湾独立」勢力と批判。3人とその家族が本土と香港、マカオに入国することを禁じ、3人に関係する組織が大陸の組織などと協力することを制限するとした。



　台湾を巡っては、EU欧州議会の議員団が4日に台湾を訪問し蔡英文総統と会談したほか、先月下旬には呉外交部長らがスロバキアやチェコなど東欧を訪問しており、「一つの中国」原則を主張する中国が反発を強めていた。【北京・岡崎英遠】