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2021/11/06(土) 11:09:19.94ID:nCtcs2Co9毎日新聞 2021/11/6 09:48（最終更新 11/6 09:48） 477文字
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軍の空爆で黒煙が上がるエチオピア・ティグレ州の州都ケメレ＝2021年10月21日、AP
エチオピア北部を拠点に政府と紛争を続けるティグレ人民解放戦線（TPLF）など反政府勢力9派は5日、同盟を結んだと発表した。アビー首相の退陣を改めて要求し、武力による政権打倒も辞さない考えを示しており、同国情勢は緊迫の度を増している。
国連安全保障理事会は5日、エチオピア北部での衝突激化に「深い懸念」を表明し、事態の沈静化を求める報道声明を発表した。
反政府勢力の同盟に参加したのは、TPLFのほか、南西部を拠点にするオロモ解放戦線など。反政府勢力は首都アディスアベバから直線距離で約230キロにある町を制圧したと主張し、首都に迫る構えを見せている。一方、エチオピア政府は5日、予備役を軍に招集した。
ロイター通信によると、反政府勢力は「次のステップは同盟を組織化し、武力か交渉かを問わず現政権を打倒することだ」と強調、アビー政権を揺さぶっている。
AP通信によると、事態沈静化を目指して4日からエチオピアを訪れている米国のフェルトマン特使はアビー氏と会談した。在エチオピア米大使館は「治安情勢が極めて流動的だ」として自国民に退避を呼びかけた。（共同）
