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毎日新聞 2021/11/6 10:01(最終更新 11/6 10:02) 315文字




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踏切の警報機=佐々木宏之撮影

 JR東海は5日、愛知県新城市富沢のJR飯田線の踏切内で人が倒れ、非常ボタンが押されたが、電車が停止や減速をせず時速60キロで通過する信号違反があったと発表した。非常ボタンを押した人が、電車が来る前に倒れていた人を踏切外へ運び出したため、けが人はなかったという。

 同社によると、同日午前8時20分ごろ、東新町―茶臼山間の踏切で非常ボタンが押されたが、豊橋発本長篠行き下り普通電車(2両編成、乗客約200人)がそのまま通過した。踏切の600メートル以上手前にある発光装置で緊急停止の信号が出されていたが、運転士は「気付かなかった」と話しているという。同社は「乗務員に正しい取り扱いを周知し、再発防止に努める」としている。【酒井志帆】