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2021/11/06 13:15


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中国から「頑迷な台湾独立分子」と名指された(左から)蘇行政院長、游立法院長、呉外交部長

(台北中央社)中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)は5日、「頑迷な台湾独立分子」だとして、游錫〓(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)、蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)、呉〓燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)らを対象に、中国訪問を禁じるなどの措置を取ると明らかにした。游氏は同日、自身のフェイスブックを更新し、「光栄に思う」と皮肉った。

国台弁の朱鳳蓮報道官によると、3人とその家族の香港、マカオを含む中国への訪問を禁止し、その関連組織が中国の組織または個人と協力することなどを制限する。また「頑迷な台湾独立分子」に対して生涯にわたり刑事責任を追及するとした。

游氏は、このことが中国メディアで報道されたのに触れ、「国際的な知名度が上昇した」とコメント。朱氏を名指しした上で、「(国政に)再出馬するつもりはない。今後気遣いは無用だ」と語った。

また蘇氏は立法院(国会)での質疑で、「台湾のために一生懸命になるのが私のすべきこと。脅迫は通じない」と中国を突っぱねた。

蘇氏の娘、蘇巧慧立法委員(国会議員)もフェイスブックに「私は自分を育んでくれた台湾で暮らしている。この土地と人民のために努力する」との決意を表明。中国からの圧力が強まるほど、台湾を愛する心がさらに揺るぎないものになるだけだと述べた。

(林克倫/編集:齊藤啓介)