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毎日新聞 2021/11/7 09:00(最終更新 11/7 10:40) 368文字




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黒焦げになったモバイルバッテリー。内蔵されたリチウムイオン電池から出火したとみられる=東京消防庁提供

 携帯電話などに使われるリチウムイオン電池から出火する火災が都内で相次いでいる。今年1〜9月に90件発生し、昨年1年間(104件)を上回るペースとなっているため、東京消防庁が注意を呼びかけている。

 同庁によると、90件の製品別の内訳では、モバイルバッテリー20件▽携帯電話14件▽コードレス掃除機7件――の順に多かった。リチウムイオン電池が原因の火災は、2016年55件▽17年56件▽18年82件▽19年102件▽20年104件――と近年増加している。



 5月に都内の住宅であった火災では、リチウムイオン電池を使う電動モップに他社製の充電器を用いたところ出火し、2人がけがをしたという。東京消防庁は「メーカー指定の純正品を使い、充電中に熱くなるなどの異常があった際は使用をやめてメーカーや販売店に相談してほしい」としている。【鈴木拓也】