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毎日新聞 2021/11/7 09:08(最終更新 11/7 09:08) 610文字




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JR相模線で営業運転を始める新型車両「E131系」=JR東日本横浜支社提供

 JR相模線の新型車両「E131系」が18日、営業運転を始める。電化されて以来30年ぶりの新型車両となる。また、相模線開業100年を記念して、JR東日本横浜支社はさまざまなイベントを開催している。

 相模線は神奈川県内の茅ケ崎―橋本間33キロを結ぶ単線で、従来の「205系」は1991年の電化に伴い導入された。E131系は最高時速110キロで205系より10キロ速く、車体幅や座席幅も広がって、ゆったりした乗り心地という。4両編成の12本(計48両)を順次導入し、2021年度内に順次205系と入れ替える。



 車椅子やベビーカー利用の乗客向けのスペースを各車両に設けたほか、室内ドア上部に運行情報や乗り換え案内を表示する大型画面を設置。車両内に防犯カメラを設置し、側面のカメラで運転士が乗客の乗降を確認できる。前面デザインは湘南の海と波の水しぶきを表現。運転士1人のワンマン運転も可能で、将来的な移行を検討するという。


 9月28日には全線のうち最初の営業区間となった茅ケ崎―寒川間の開業100年を迎えた。同支社はこれを記念して茅ケ崎駅のホームの発車メロディを茅ケ崎市ゆかりの歌手の加山雄三さんの楽曲「海 その愛」に変更。22年3月まで使用する。これまではサザンオールスターズの「希望の轍(わだち)」を発車メロディーとして使用していた。

 このほか記念ヘッドマークを付けた車両の運行やグッズの販売などを実施している。【小出禎樹】