0001ひよこ ★ [ﾆﾀﾞ]
2021/11/08(月) 07:04:10.54ID:xDWSMaU69[ 2021年11月8日 05:30 ]
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市川市でいちご園を営む太田裕士さん
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原油価格の高騰が続いている。影響は各方面に広がっており、年末のクリスマスケーキに欠かせないイチゴの生産にも頭の痛い問題となっている。
千葉県市川市で「太田いちご園」を営む太田裕士さん（45）は、約20棟のビニールハウスでイチゴを栽培。イチゴは温度が低すぎると生育が悪くなるため、同園では常に室温が8度を下回らないよう暖房を使って調整している。燃料費は普段なら年100万円ほどだが「現在は1週間ごとに重油の値段が上がっている状況。燃料費は例年の2〜3割増しになるんじゃないか」と案じた。
太田さんによると、今年2月に1リットル約60円で仕入れていた重油が、今では1リットル約80円。来月から暖房を本格的に稼働させるのを前に、ビニールハウスのビニールを2層から3層にして保温効果を高めたり、燃料タンク3基（約6000リットル）分の重油を買いだめして節約を徹底。それでも「現状はギリギリ踏ん張ることができているが、1リットル100円を突破するような事態になれば、イチゴへの価格転嫁や1パックに入れる個数を減らすなどせざるを得ない」と渋い表情を浮かべた。他の産地では1パック100円程度値上げするなど、すでに価格転嫁が始まっているところもある。
この影響を受けそうなのが、書き入れ時を来月に控えたクリスマスケーキだ。イチゴだけでなく、スポンジケーキの原料となる小麦も世界的な需要拡大や天候不順による不作で高騰。輸入小麦の政府売り渡し価格が10月から平均19％引き上げられたことで、製粉大手が12月下旬から業務用の小麦粉の値上げを決めた。
バターなどの乳製品も原油高を背景に価格が上昇中。原料が軒並み高騰していることからケーキの値段も例年より高くなるとみられており、家計には厳しいクリスマスとなりそうだ。
《各業種への影響》
▼クリーニング ドライクリーニング溶剤や乾燥機のボイラー燃料、ハンガー、包装用ビニールなどが値上がり。ワイシャツ1枚200円から230円に値上げした店舗も。
▼インテリア カーテンや床材、壁紙など石油製品が多い。15〜20％値上げしたメーカーも
▼100均 石油由来のプラスチック製品が多く苦戦。包装の簡素化などで対応する店が多いが、ゴミ箱や洗面器などは100円を維持できないものも。ビニール傘はサイズ変更などを検討。
▼釣り船 燃料の軽油が値上がりし、乗合船などは各地で釣行費を500〜1000円値上げ。
▼タクシー 多くのタクシーが燃料とする液化石油ガス（LPG）も昨年比で2割程度値上がり。運賃に転嫁できず収益圧迫。
▼旅館・銭湯 ボイラー燃料が高騰も、入浴料金は自治体が決めるため値上げできず。気温が下がる冬場は、さらなる負担増も。
