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毎日新聞 2021/11/8 04:30(最終更新 11/8 04:30) 有料記事 1093文字




 旭川市でいじめを受けた疑いがある中学2年の女子生徒が凍死した問題で、いじめと無関係の人たちが会員制交流サイト(SNS)で「人殺し」などと加害者扱いされるケースが相次いだ。顔写真や実名をさらされた例も。インターネットで広がった膨大なデマの削除は困難。被害者は「デマは人の人生を変える。拡散側も正しい情報か確かめて」と訴える。

 「お宅の息子さん、殺人犯ですよ」。4月22日、旭川市で理容店を営む土崎真澄さん(51)の70代の母親が電話に出ると突然、女性の声でこう告げられた。同15日に週刊誌の電子版で女子生徒を巡る問題が報道されており、ネット上では加害者探しが始まっていた。

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