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2021年11月8日 10時38分スポーツ報知

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テレビ朝日



 テレビ朝日の玉川徹氏が8日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)にコメンテーターとして生出演した。

 番組では、政府・与党がマイナンバーカードの保有者や新規取得者に対しポイント3万円分給付案が検討されていることを報じ、予算額について約3兆円という一部報道を紹介した。

 玉川氏は「ワクチンパスポートとして使うという話も、東京都が免許証でも何でも出来ると言って、完全についえましたよね。スケベ心をまた出すなっていう話なんですよ」と話し、「3万円給付して3兆円かけてカードの普及が目的ですよ。カードの普及のために3兆円使うの?なぜカードが普及しないかというのを、もう一回ちゃんと考えた方がいいですよ、政府は」と普及しない理由をきちんと検討するべきだとした。

 自身はマイナンバーについて「今のままでは反対なんです」と主張し、「なぜかというとカードは情報の出口だから、出口をきちっとしないと情報がそこから漏れてしまう可能性がどうしてもあるわけです。だから不安で作りたくないという人が多いわけです。もう一つは情報を一元化するということに対する不安です、僕なんかはね。つまり政府がいろんな情報を一元化して、個人情報を勝手に使うんじゃないかと。銀行の口座、民間のポイントとかどんどんひも付いていったら、莫大(ばくだい)な個人情報を政府が握ることになる。これをどう使われるかわからないとなったら、これは恐ろしいことですよ。日本の政府に信頼がないのは透明性が足りないから。むしろカードを普及させるんだったら、我々の不安をどう取り除くのか」と続けた。そして「カードを作ることに対する不安を取り除く方法を作ることをすれば、僕だってすぐにカードを作りますよ」と透明性が担保されれば自身もカードを作ると述べた。

 その後、改めて「何かね国民をバカにしているんじゃないかと思うんですよ。3万円をもらえば普及すると考えているあたりが、僕は国民をナメているんじゃないかと。金さえ払えばお前らマイナンバーカードを作るんだろと言われていると思った方がいいですよ、国民は」とコメントしていた。