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2021年11月11日19時08分




 楽天グループが11日発表した2021年1〜9月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が922億円の赤字だった。携帯電話事業での基地局投資や他社の通信網を借りるローミング費用の負担が重く、赤字幅は前年同期の714億円から拡大した。


 携帯電話の契約件数は順調に伸びて500万件を超えたが、無料キャンペーンの影響もあって費用が収益を大きく上回っている。基地局の増加に合わせてローミングの縮小を進め、来年以降は費用減を見込む。三木谷浩史社長は11日の決算説明会で、携帯電話事業について23年中の単月黒字化は「十分可能だ」と語った。