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毎日新聞 2021/11/11 19:24(最終更新 11/11 19:25) 605文字




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自民党の茂木敏充幹事長

 自民党竹下派は11日、党本部で会合を開き、会長代行の茂木敏充幹事長を次期会長に内定した。また、先の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長は11日の石原派会合で、同派会長を辞任する意向を表明した。

 竹下派では前会長の竹下亘元総務会長が9月に死去し、茂木氏が次期会長の有力候補と目されてきた。11日の会合では複数の議員から茂木氏を会長に推す声が上がり、「会長予定者」を経て会長に就くことが全会一致で了承された。茂木氏は記者団に「これから人事を固めていく」と述べた。



 石原氏は自派会合で「石原派は今日をもって幕を下ろさせていただきたい」とあいさつ。派閥の運営は現職のメンバーに委ねる考えを示した。石原派は当面、会長不在のまま活動を続け、12月に開催予定の政治資金パーティー後、新会長を決定する。

 各派は先の衆院選で所属議員の引退や落選が相次いだが、この日の会合で初当選した議員らを迎えた。

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自民党の各派閥の人数

 麻生太郎副総裁が率いる麻生派は衆院解散時より1人増えて53人となり、安倍派に次ぐ第2派閥の座を確保した。竹下派は53人から2人減の51人となり、党内第2派閥から第3派閥に順位を下げた。



 第4派閥は3人減で44人になった二階派、第5派閥は4人減の42人になった岸田派。石破派は3人減の12人となり、11日の会合で今後の同派のあり方について、臨時国会までに結論を出すことで一致した。石原派は3人減の7人となった。【堀和彦、東久保逸夫】