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2021/11/12 06:57


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値引きセールの宣伝が掲げられた中国・上海市内の繁華街=11日(ロイター)

中国で「独身の日」とされる11日にインターネット通販各社が実施した値引きセールが12日午前0時に終わった。電子商取引(EC)最大手アリババグループは12日、先行セールを含めた今月1〜11日の累計取引額が過去最高の5403億元(約9兆6千億円)だったと発表した。

中国は不動産大手の中国恒大集団の経営危機や、各地での電力供給の制限などで揺れているが、その中でもネット通販の消費が旺盛なことを示した。

アリババのセールには、過去最多の29万ブランドが参加。通販サイト「天猫(Tモール)」では約380ブランドの取引額が1日から11日午前0時45分までの間に1億元に達した。

今年は習近平指導部がIT大手への締め付けを強化する中、例年のお祭り感は薄まっていた。昨年は先行セールを含めた累計取引額が4982億元となり、それまでの過去最高を記録していた。(共同)