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[ 2021年11月13日 02:05 ]


 電通グループは12日、五十嵐博取締役執行役員(61)を2022年1月1日付で社長に昇格させる人事を発表した。20年に持ち株会社制へ移行してから初の社長交代となる。山本敏博社長(63)と、元総務事務次官でアイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父親として知られる桜井俊副社長執行役員(67)は退任する。

 五十嵐氏は来年3月の株主総会などを経て代表取締役に就く。五十嵐氏は20年1月から取締役執行役員と傘下の事業会社「電通」の社長を兼務し、グループ体制の再編を進めてきた。電通の社長には榑谷典洋電通副社長執行役員(55)が就く。

 同時に発表した21年1〜9月期連結決算は売上高に当たる収益が前年同期比14・5%増の7745億円、純利益は約9・9倍の1017億円だった。東京の本社ビルの売却益などが寄与した。