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2021/11/13(土) 18:24:06.52ID:MI+JdfLo9毎日新聞 2021/11/13 16:45（最終更新 11/13 17:54） 830文字
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米国のバイデン大統領＝米ワシントンで2021年11月12日、AP
米ホワイトハウスは12日、バイデン大統領と中国の習近平国家主席が米東部時間15日夜（日本時間16日朝）にオンライン形式で会談すると発表した。米中は経済や安全保障分野で鋭く対立しており、台湾問題などを巡って両首脳の厳しいやり取りが予想される。一方で、気候変動など共通の課題では協力の道を模索する見通し。
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中国の習近平国家主席＝北京で2021年11月11日、新華社・AP
中国外務省も13日にオンライン首脳会談の開催を発表した。バイデン氏が1月に大統領に就任した後、両首脳は2月と9月に電話で協議したが、オンライン形式による会談は初めて。米側の説明では会談後の記者会見は予定していないという。
米国のサキ大統領報道官は記者会見で「両首脳は米中間の競争を責任を持って管理する方法や、両国の利益が一致する分野で協力する方法について話し合う」と説明している。中国外務省の汪文斌（おうぶんひん）副報道局長も12日の定例会見で、「両国が協力して会談を成功させ、中米関係を健全で安定した発展の正しい軌道に戻すことを望む」と関係改善に期待感を示した。
バイデン氏は中国が台湾海峡周辺で軍事的圧力を強めている事態について懸念を伝えるとともに、偶発的な衝突を回避するための意思疎通の方法を話し合いたい意向だ。新疆ウイグル自治区の人権問題や香港の民主派弾圧などにも懸念を伝達する方針。ただし中国はこれらの地域を絶対に譲歩することのできない「核心的利益」と位置付けているため、議論は平行線をたどりそうだ。
気候変動対策を巡り、米中両政府は10日、2020年代に双方が協力関係を強化する共同宣言をまとめた。両首脳は会談で気候変動対策以外にも、核不拡散や新型コロナウイルス対策などグローバルな課題での協力について意見を交わす見込み。
オンライン首脳会談の開催は、米国のサリバン大統領補佐官（国家安全保障問題担当）と中国外交担当トップの楊潔?（ようけつち）共産党政治局員が10月にスイスで会談した際に原則合意していた。【ワシントン鈴木一生、北京・岡崎英遠】
