0001ひよこ ★ [ニダ]
2021/11/18(木) 22:00:11.50ID:5eXCrong92021年11月18日20時31分
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地番報道をめぐる訴訟の控訴審判決後、記者会見する夫(左)=18日午後、東京都千代田区
覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕され、その後嫌疑不十分で不起訴となったブラジル国籍の夫婦=静岡県=が、自宅住所の地番まで報道され、プライバシーを侵害されたとして、静岡新聞社に計660万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が18日、東京高裁であった。渡部勇次裁判長は計66万円の支払いを命じた一審静岡地裁判決を取り消し、夫婦側の請求を棄却した。
渡部裁判長は「逮捕された容疑者を特定して報道する場合、地番を公表することが一律に許されないという社会通念があるとまでは言えない」と指摘。報道記事で地番を公表されない法的利益が、公表する理由に優越しているとまでも言えないとし、「プライバシーを違法に侵害したことによる不法行為は成立しない」と結論付けた。
判決によると、静岡新聞社は2018年7月、県警が夫婦を同容疑などで逮捕したことを伝える記事中に、住所の地番も記載した。今年5月に静岡地裁でプライバシー侵害を認定された後、容疑者の住所地番は原則として表記しない方針に変更した。
夫は判決後に記者会見し、「本当に悲しい。納得できない」と話した。同社法務マネジメント部は「主張が認められた判決と受け止めている」とコメントした。