https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/11/20/kiji/20211119s00042000666000c.html
[ 2021年11月20日 05:30 ]

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木下富美子都議
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 7月の東京都議選の期間中に無免許で当て逃げ事故を起こし、警視庁に書類送検された木下富美子都議(55)について、東京地検は19日、5〜7月にかけて7回無免許運転をしたとして道交法違反の罪で在宅起訴した。当て逃げ事故を起こしたとする自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑は起訴猶予、道交法違反(事故不申告)容疑は嫌疑不十分の不起訴とした。

 公職選挙法は禁錮以上の実刑が確定した場合は失職と規定。執行猶予が付いた有罪判決が確定しても議員の身分を失うことはない。自動車運転処罰法違反容疑は、免許停止期間中で投開票を2日後に控えた7月2日、板橋区内の交差点で乗用車を後退させた際、停車中の車にぶつかり、運転していた男性ら2人に軽傷を負わせ逃げた疑い。警視庁は9月に道交法違反容疑と併せて書類送検した際、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けていた。地検は起訴猶予について「事故態様を総合的に判断した」としている。木下氏は事故を公表せず再選。都議会からは2度も辞職勧告決議を受けている。