2021年11月22日 6時0分スポーツ報知

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乃木坂46でのラストステージに立った高山一実(中央)はメンバーから別れを惜しまれ涙を見せた



 乃木坂46が21日、4年ぶりの東京ドーム公演となる「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」を開催。公演ラストには、1期生で10年間グループを支えた高山一実(27)の卒業セレモニーが行われた。

 アンコールを迎えた東京ドームが、水色とピンク色に染まった。収容人数50%の中で集まったファンが、高山の「大好きな色」のペンライトを掲げた。ソロ曲「私の色」を歌った高山は言葉が出ない。約10秒間の沈黙後、「最後にこんなステキな景色を見せてくださり、ありがとうございます。いっぱい夢をかなえてもらって、今後の人生が不幸になるくらい幸せだったのに。皆さんに頂いた『幸せ』と『ありがとう』を胸に、これからの人生を楽しみます」と涙をこぼして、笑った。

 11年8月に1期生として加入し、明るい性格でムードメーカーに。たけたトーク力でライブのMCなどさまざまなシーンで活躍した。デビュー曲「ぐるぐるカーテン」から最新シングル「君に叱られた」まで28作連続で選抜入り。16年に短編小説「キャリーオーバー」を執筆するなどアイドル業以外にも活躍の幅を広げた。

 全31曲を歌い、アンコールではバルーンでドーム全体を回り、手を振り続けた。卒業後も芸能活動と執筆活動は継続する。「アイドルになりたかったけど、乃木坂を知ってしまったら、来世でも乃木坂になりたいと思います」と宣言した。

 「ずっと楽しくて、今までで一番緊張しなかった。これは10年続けてきたからなのかな。さみしいですけど、それ以上にもっともっと幸せで。これからの人生頑張っていけそうです」

 満開の笑顔でアイドル人生を締めくくった。

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