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毎日新聞 2021/11/22 18:33(最終更新 11/22 18:34) 559文字




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愛知県警本部

 人気アニメ「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」と類似するデザインの商品をゲームセンターに景品として並べたなどとして愛知県警は22日、名古屋市北区のアミューズメント施設運営会社の女性社長(36)ら4人と法人3社を不正競争防止法違反(混同惹起(じゃっき))容疑で名古屋地検に書類送検したと発表した。

 他に書類送検されたのは、愛知県蟹江町のゲームセンターの元店長男性(42)▽岐阜市の卸業者の営業部長男性(43)▽愛知県清須市の卸業者の代表取締役男性(50)――の3人。



 送検容疑は2020年10月9日、蟹江町のゲームセンターでクレーンゲームの景品として、鬼滅の刃のキャラクター商品と類似する緑と黒の市松模様などのポロシャツ18点など計60点の模造品を展示していたとしている。営業部長の男性は「パロディー商品であり違法商品とは知らなかった」と容疑を否認。他の3人は認めているという。県警によると、蟹江町のゲームセンターでは正規品と模造品が混在した状態で並んでおり、女性社長は「売り上げを伸ばしたかった」と話しているという。

 鬼滅の刃の類似グッズを巡っては、県警が7月、横浜市の雑貨販売会社「レッドスパイス」社長ら4人を同容疑で逮捕。今回書類送検された卸2社は女性社長の会社から注文を受け、レ社から商品を卸していた。【森田采花】