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2021-11-24 03:15

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ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語った『1%の努力』は、34万部を超えるベストセラーになっている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

 老害の口グセ
老害か、そうじゃないかを見極めるのは、口グセに注目するのがポイントです。

ある程度、年をとったひとは、「新しいことが億劫」になります。新しい歌を覚えるのが億劫だから、自分が10代の頃に聴いた曲を何度も聴いています。若い人の顔を覚えるのが億劫だから、自分の好きだったアイドルや芸能人を応援し続けます。

そして、会社で新しいシステムが導入されたり、新規事業が起こったりするときに、「前例がない」と言って、足を引っ張ります。

この「前例」という言葉がとてもタチが悪い。

なぜなら、すごく便利で何も言い返せなくなる言葉だからです。

 「前例がない」の限界
大谷翔平選手がメジャーリーグに挑戦するとき、ある野球解説員がこう言ったそうです。

「二刀流なんて前例がない。どっちが一方に専念したほうがいい」

さて、この意見は正しかったのでしょうか。

今の大谷選手の活躍を見たら、誰も「二刀流は失敗だった」なんて言わないと思います。

思い返せば、すべての物事は「前例」がありません。

それなのに、自分が生きている人生だけがすべてだと思い、自分が見てきたことだけが正しいと思ってしまうと、つい「前例がない」と言って若い人の芽を潰してしまいます。

 つねに若者の感覚は正しい
逆に、若者にとってはチャンスです。自分よりひと回りもふた回りも年上の人がダメ出しをしてくるとき、それは新しい可能性に怯えているのかもしれません。

応援してくれた上で、「でも、こうやったほうがいいかも」というアドバイスは、まあ、聞き流すくらいがちょうどいいでしょう。おそらく、感覚としては若い人の直感のほうが正しいはずです。

ということで、10代にとっては僕だって老害に見えているはずです。僕のYouTubeに影響を受けすぎず、「またひろゆきがこんなこと言っているよ」とバカにしながら、新しいことにチャレンジしてもらえればいいと思います。

ひろゆき