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[ 2021年11月24日 14:01 ]

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大分地裁に提訴後、記者会見する臼杵市の若林純一市議
Photo By 共同

 大分県臼杵市議会でマスク着用をめぐって騒動になっている渦中の若林純一議員(62)が24日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月〜金曜前11・55)にVTR出演。議員辞職しない考えを明かした。

 同議員は議会でマスク着用を強要され、発言を禁じられたのは違法だとして、22日、臼杵市と市議会を相手取って大分地裁に提訴した。

 「議会についてはマスクをしてくださいと言われるので、私は我慢できる範囲でマスクをしてきたつもり。それはあくまでエチケットの範囲で苦しい時は鼻を出しますよと。それが9月の議会冒頭に強制的に鼻までしてくださいと。しない場合は退場させますと。委員会では発言させませんとなってきたので、それはおかしいんじゃないのって」と提訴に至った経緯を説明。マスクについて議論したいが、まったく取り合ってもらえない状況なだけに、それを打破するための提訴だったという。

 市議会はマスク着用を申し合わせているが、あくまで「お願いベース」の申し合わせに発言を禁じるほどの強制力があるのかは疑問だと主張している。「マスクは強制的に着用させられるものではないと思いますが、強制的に鼻まで着用する委員長のお考えは何ですかと。理由があるなら理由を言ってくれればいいんです。マスクが本当に有効で必要な場面ってどういう場面なんですか」と適正な着用を強制する理由を説明する必要があるとした。

 市議会は9つの理由を挙げて辞職勧告を決議しているが、若林議員は「辞めるつもりはない。最悪の場合、そういうところまで行くかなと思っていました。抵抗を続ければ折り合いがつかなくなる。意地と意地のぶつかり合いですねと言われてますけれど」と述べた。