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2021年11月25日23時38分

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25日、パリで記者会見するフランスのベラン保健相(AFP時事)




 【パリ時事】フランスのベラン保健相は25日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染第5波を迎えていると指摘した上で、現時点でロックダウン(都市封鎖)や外出禁止令の発動は行わないと明らかにした。一方、ワクチン接種か陰性結果を証明する「衛生パス」の取得条件を厳格化し、ワクチン未接種者の飲食店などの利用を制限する方針も示した。
 ベラン氏はロックダウンに踏み切ったオーストリアを念頭に、「他国のように最も厳格な手段を使わなくても乗り越えられる」と強調。「店舗の営業時間短縮や移動制限は行わない」と述べた。
 衛生パスに関しては、現在72時間以内としている陰性結果の有効期限を、29日以降は24時間以内に厳格化。ワクチン未接種者がパスを取得するには、有料の検査が毎日必要となる。