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[ 2021年11月26日 05:30 ]

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立憲民主党代表戦に立候補した(左から)逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の4氏(撮影・西川祐介)
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 立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した逢坂誠二氏(62)小川淳也氏(50)、泉健太氏(47)、西村智奈美氏(54)が25日、スポーツ紙合同取材に応じた。世間の関心が薄く盛り上がりに欠ける選挙と指摘される中、トップに立った場合、どうやって政党支持率を上げていきたいか各候補に聞いた。(安田 健二)

 逢坂氏は「奇をてらうようなことをやって一時的に支持率を上げても本当の支持にはつながらない。愚直に真面目にやるのが一番の近道だ」と強調。「どぶ板の徹底」で地域の課題解決に取り組みたいとした。家業の食料小売店の手伝いで高校生までヤクルト配達を手伝っていた縁もあり、プロ野球は燕党。「優勝したらいいことがあると思っている」とチームが見せる勢いを代表選の追い風にしたい考えだ。

 「新代表の熱意と対話が国民にじわじわと浸透していく姿を想像している」と力を込めたのは小川氏。高校まで打ち込んだ野球を通じて「粘り強さや闘争心を学んだ」とアピールした。停滞ムードを吹き飛ばすようにカメラマンのリクエストに応えて豪快なスイングも披露した。

 2度目の代表選立候補となった泉氏は「立憲民主党が“いつも自民党に文句を言っている政党”と思われていたのであれば、支持率は上がらない」と分析。「国民のために政策を前進させている政党だとアピールすることで信頼を得ていきたい」とイメージの刷新を訴えた。小川氏と同じく元野球少年の顔を持つ一方、小学生から将棋も趣味。好きな駒は飛車で振り飛車党。「時にはスピード感を持ち、時には重量感を持つ飛車のようになりたい」と話した。

 西村氏は4歳の長男から「母ちゃん、絶対1位になってね」とエールを送られたのが励み。「私が代表になることで、女性の政治参画を進めてきた政党としての旗印が見えるようになる」と訴えた。リラックス方法の一つは山登り。「今は5合目ぐらい」と代表という頂に向けて現状の手応えを口にした。