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2021年11月27日07時11分

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【図解】自民各派閥収入の推移




 2020年の政治資金収支報告書によると、自民党7派閥の収入総額は、前年比6.9%減の13億2149万円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主な収入源である政治資金パーティーの規模縮小などを余儀なくされたことが背景にある。


 収入が最も多かったのは二階派の2億8536万円。前年から5.8%減らしたものの、2年連続で首位に立った。党内勢力で第4派閥ながら、パーティー収入も最多だった。
 2位は麻生派の2億7182万円、3位は岸田派の2億5433万円。4位の茂木派は唯一の増収で、前年比6.7%増の2億1686万円を集めた。パーティー収入も1割増え、前年から順位を一つ上げた。
 一方、最大派閥の安倍派は23.1%減の1億8402万円で5位に転落。パーティー収入が3割以上減ったことが響いた。以下、石破派(6609万円)、石原派(4302万円)と続いた。
 7派閥の支出総額は前年比20.3%減の10億8000万円。コロナ禍に加え、国政選挙がなかったことが、支出抑制につながったようだ。