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毎日新聞 2021/11/27 19:01(最終更新 11/27 19:27) 448文字




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佐賀県警=佐賀市松原1で

 ふるさと納税を巡り、返礼品を取り扱う業者から現金を受け取ったとして、佐賀県警が同県大町町の水川一哉町長(64)を収賄容疑で佐賀地検に書類送検した。業者代表の町内の60代女性も贈賄容疑で書類送検した。いずれも26日付。捜査関係者らへの取材で明らかになった。

 捜査関係者らによると、水川町長はふるさと納税事業で、県外産のマンゴーやスイカなどを扱う業者に便宜を図った見返りに、現金約100万円を受け取った疑いが持たれている。これに対し、町長は27日、記者会見を開き「特定の業者に特段の便宜を図ったことも見返りに金品を要求したりもらったりしたことも一切ない。事実無根だ。検察に身の潔白を説明したい」と疑惑を否定した。



 水川町長によると、贈賄の疑いが持たれている業者は、3、4年前に町が返礼品数を増やそうと声をかけた複数の業者の一つ。県警からは5〜11月に計7、8回、任意で事情を聴かれた。9月には自宅の家宅捜索もあり、ふるさと納税絡みの資料や領収書、メモ帳などが押収されたという。【高橋広之、井土映美】