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2021年11月28日 5時24分スポーツ報知

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石川佳純(左)、平野美宇組(国際卓球連盟提供)



◆卓球 世界選手権個人戦第5日(27日・米ヒューストン)  ▽女子ダブルス準々決勝  孫穎莎、王曼・ 3(9―11、11―7、11―6、6―11、11―4)2 石川佳純、平野美宇

 女子ダブルス準々決勝で石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)組は前回大会優勝の孫穎莎、王曼・組(中国)に2―3で敗れ、メダル獲得はならなかった。

 銀メダルを獲得した今夏の東京五輪団体戦でも息の合ったプレーを見せた“かすみう”ペアは、ここまで3試合で1ゲームも落とさずに好調を維持。世界女王ペアを相手に、石川は「失うものは何もない。全力でぶつかっていくだけ」と持ち味のスピードを序盤から発揮。第1ゲームは7―6から3連続でポイントを取るなど先手をつかみ、10―9から高速ラリー合戦を制して奪取に成功した。

 第2、3ゲームはは中国の若きエースペアが持ち前のパワーを武器にペースをつかみ、苦しい展開に。第4ゲームも一時はリードを許したが、フォアドライブを軸に連続ポイントで11―6とし、勝負はファイナルゲームに。3―2と流れをつかみかけたが、そこから中国ペアが連続ポイントで圧倒。4―11と突き放され、金星をつかむことはできなかった。平野は「最後に競った時、少しでも弱気になると中国選手は見逃さない。もう少し強気でいけたらと思った」と悔しさをあらわ。その一方で、中国ペアとの大接戦に、石川は「自分たちの力は出せた。五輪よりもいいプレーはたくさん合って、次につながる試合だった」と前を向いた。