https://www.sankei.com/article/20211129-CTVL5CYUYFNSTLM7D3UFFUVJUQ/
2021/11/29 11:58
産経WEST



広島地検公判部の男性検事=当時(29)=が令和元年12月に自殺したことを受け、遺族が29日、地検に公務災害認定を申請した。男性は「上司から叱られた」と同僚に悩みを相談しており、遺族はパワハラや長時間労働を訴えるが、検察側は遺族に対し、原因は不明と説明している。

遺族によると、男性は同12月10日、自宅マンションで死亡しているのが見つかった。男性のスマートフォンには知人宛てのLINE(ライン)のメッセージが残っており、同2日には「修習生以下という趣旨と解されること」を上司に言われ「机バンバンみたいな感じになったわ」と送信していた。

男性の元同僚で遺族代理人の橋詰悠佑弁護士は、死亡の約1週間前、男性から相談を受けた。書類作成を巡り必要以上に叱責され、悩んでいたという。